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症状別(困ったらここ)|まず触る3項目の優先順位

公開:2026-01-17 / 最終更新:2026-01-17

「なんか遅い」よりも、「ここで曲がらない」「ここで巻く」の方が、解決が早いです。
このページは“原因の特定”ではなく、迷わない順番を決めるための逆引きメモです。

使い方:
①困りごとを選ぶ → ②まず3項目だけ触る → ③同じ条件で1周だけ確認。
効いたら次へ、悪化したら1手戻す。これだけで迷子になりにくくなります。
レーシングカーのコックピット

最初に守る3つのルール

1回に1手 同条件で比較 大きく振らない
  • 1回に1手(1項目)だけ。複数触ると、効いた原因が分からなくなります。
  • テストは同じコース・同じ1周(できれば同じコーナー)で比較。
  • 数値は小さく。目安は、トーは0.02、ARBは1、LSDは2〜3、ブレーキバランスは1。
注意:
ここに書いているのは“万能の正解”ではなく、迷いを減らすための優先順位です。
車種・駆動方式・タイヤ・コースで最適値は変わるので、効き方を見ながら1手ずつ詰めてください。

進入で曲がらない(アンダー)

コーナー進入時のアンダーステア

ブレーキ〜ターンインで鼻が入らず、外へ逃げる(減速しても曲がらない)状態。

まず触る3項目(優先順)

① フロントトー アウト方向へ 0.02(例:0.00 → -0.02)
初期の向き変えを作る。効きが速い。
副作用:直進安定が少し落ちる/高速で落ち着かないなら戻す。
② LSD(減速) -2(減速ロックを弱める)
ブレーキ中に曲げたい時に効く。強すぎると“まっすぐ行く”。
副作用:進入が軽くなりすぎる(不安定)なら戻す。
③ リアARB +1(リアを少し締める)
旋回で“後ろから回る”きっかけを作る。
副作用:路面が荒いと跳ねやすい/巻き始めたら戻す。

切り分けメモ

  • ブレーキ中だけ曲がらない:②(LSD減速)が効きやすい
  • 惰性でも鼻が入らない:①(フロントトー)が効きやすい
  • 頂点付近でずっと外へ:③(リアARB)か、次段としてフロントARB-1も候補

立ち上がりで巻く(オーバー)

コーナー立ち上がり時のオーバーステア

アクセルを入れた瞬間〜立ち上がりでリアが流れる(踏めない)状態。

まず触る3項目(優先順)

① リアトー イン方向へ 0.02(例:+0.10 → +0.12)
立ち上がりのヨレを抑えて、踏める時間を増やす。
副作用:曲がりが鈍くなる/鈍すぎたら戻す。
② LSD(加速) -3(加速ロックを弱める)
踏み始めの“急なロック”を減らし、巻き込みを抑える。
副作用:脱出で前に出ない/ホイールスピンが増えるなら戻す。
③ リアARB -1(リアを少し柔らかく)
リアの接地を増やしてトラクションを稼ぐ。
副作用:切り返しが重くなる/鈍いなら戻す。

切り分けメモ

  • 踏んだ瞬間にスパッと巻く:②(LSD加速)が当たりやすい
  • 踏めるけどジワっと流れる:①(リアトー)や③(リアARB)が当たりやすい
  • 4WDでフロントが引っ張って巻く:フロント側のLSD加速を下げるのも候補

ブレーキでフラつく / 縁石で暴れる

サスペンションシステム

A) ブレーキでフラつく(特に進入で落ち着かない)

制動中にリアが落ち着かない/左右に振られる/軽くスピンしそうになる、など。

まず触る3項目(優先順)

① ブレーキバランス フロント寄りへ 1(例:0 → -1)
進入でリアが出るのを抑える。まずはこれが一番安全。
副作用:止まりにくく感じる/アンダーが強く出たら戻す。
② リアトー イン方向へ 0.02
直進安定を足して、ブレーキ中のヨレを抑える。
副作用:旋回が鈍る/鈍いなら戻す。
③ LSD(減速) +2(減速ロックを少し増やす)
ブレーキ中の挙動をまとめる。効きは強めなので小さく。
副作用:進入アンダーが出やすい/出たら-2で相殺。
※「ブレーキでフラつく」は、症状としては進入オーバー寄りのことが多いです(リアが落ち着かない)。

B) 縁石で暴れる(跳ねて姿勢が乱れる)

縁石・段差・バンピー区間で跳ねて、ステアが抜ける/急に巻く/接地が戻らない、など。

まず触る3項目(優先順)

① 車高 +5mm(まずは全体)
底付き・姿勢の破綻を先に潰す。効きは地味だが安定する。
副作用:反応が鈍る/高速が伸びないなら戻す。
② 減衰(コンプレッション) -2(硬すぎるなら柔らかく)
乗り上げで跳ね返るのを抑える。
副作用:だるさが増える/コーナーで支えが足りないなら戻す。
③ ARB -1(硬すぎるなら緩める)
片輪入力で姿勢が崩れにくくなる。
副作用:切り返しが重くなる/重いなら戻す。
※この手の症状は、ツール入力の「環境」をバンピーに寄せるだけでも改善しやすいです。

高速で安定しない / タイヤが先に死ぬ

高速走行シーン

A) 高速で安定しない(直進・高速コーナーで怖い)

直進でフワつく/高速コーナーで舵が落ち着かない/ちょっとの入力で破綻する、など。

まず触る3項目(優先順)

① エアロ(ある車) DFを少し増やす(リア→フロントの順で小さく)
“高速だけ怖い”なら、まず空力で支えるのが速い。
エアロがない車は②から。
② フロントトー イン寄りへ 0.02(=アウトを減らす)
直進安定を足す。高速での神経質さが減る。
副作用:初期旋回が鈍る/テクニカルで曲がらないなら戻す。
③ リアトー イン寄りへ 0.02
高速域のリアの落ち着きが上がる。
副作用:曲がりが鈍る/鈍すぎたら戻す。
※入力側で「環境=高速」「性格=安定」を選ぶのも、迷わない近道です。

B) タイヤが先に死ぬ(摩耗が速い/熱が入りすぎる)

ロングでグリップが落ちやすい/フロントorリアだけ摩耗が偏る/滑りが増える、など。

まず触る3項目(優先順)

① トー 0に近づける(アウト/インを減らす)
トーは摩耗に直結しやすい。まず“入れすぎ”を疑う。
② キャンバー 0.2ずつ下げる(入れすぎなら減らす)
接地は上がるが、過剰だと摩耗が増える。
③ LSD(加速) -2〜-3(ホイールスピンを減らす方向)
踏み始めでタイヤを焼いているなら、ここが効く。
補足:
タイヤ摩耗はセッティングだけでなく、操作(滑らせ方)の影響も大きいです。
まずは「滑らせている瞬間」がどこか(進入/旋回/脱出)を見つけると、修正が早くなります。

ツールの「症状別 微調整ナビ」との対応

ツール側は「進入/旋回中/脱出」の3つで整理しています。まずはこの対応でOKです。

進入で曲がらない 進入:アンダー
立ち上がりで巻く 脱出:巻く
ブレーキでフラつく まずは進入:オーバー寄りで確認。
進入アンダーが強い車は、逆に「アンダー」で整うこともあります。
高速で安定しない 入力側で「環境=高速」「性格=安定」を選ぶのが近道(その上でトー/DF)。
※ツールの微調整は「大きく振らない設計」です。効きが薄いと感じたら、同じ方向で1手だけ追加して確認してください。