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立ち上がりで前に進まない:内輪空転か? まず3つだけ確認

公開:2026-02-10 / 最終更新:2026-02-10

立ち上がりで「回転だけ上がる」「スピードが伸びない」──
体感だけでLSDを触ると、別の症状(曲がらない・タイヤが持たない)に転びやすいです。
まずは内輪だけ空転なのか、両輪で滑っているのか、押し出し(加速アンダー)なのかを分けます。

先に結論(3行):
①「前に進まない」は 内輪だけ空転/両輪で滑る/押し出し の3パターンに分ける。
②内輪だけなら、まず加速LSDロール配分が候補。両輪ならタイヤ・姿勢・踏み方が先。
③LSDは締めすぎると「曲がらない」「摩耗が早い」に寄る。少しずつ、10分テストで戻す。
GT7 内輪空転(ワンホイールスピン)切り分けのイメージ

まず分ける:内輪だけ空転/両輪で滑る/押し出し

同じ「前に進まない」でも、原因が違うと対策が逆になります。まずは見た目より体感の違いで分けます。

タイプ 体感 まず疑う
内輪だけ空転 回転だけ上がる/挙動はあまり暴れない/片側だけ煙っぽい 加速LSDが開きすぎ/ロール配分で内輪が軽い
両輪で滑る リア(またはフロント)が丸ごと流れる/姿勢が落ち着かない タイヤ・路面・踏み方/パワー過多/姿勢づくり不足
押し出し(加速アンダー) 舵角を足すほど外へ/アクセルを入れるほど曲がらない 加速LSDの締めすぎ/フロントの仕事不足/姿勢が前下がり不足
分かりやすい合図:
①音と回転が上がるのに速度が増えない → 空転寄り。
②車が外へ押すだけで、滑っている感じは少ない → 押し出し寄り。

事前確認3点(LSDを触る前)

①ステアを少し戻してから踏む(“姿勢”の確認)

立ち上がりで、ステアを少し戻して車をまっすぐに近づけてから踏んでみます。
これだけで一気に前に出るなら、LSDより先に「踏むタイミング」やラインで解決できる余地が大きいです。

②リプレイで“片側だけ”を見分ける

自分の体感が曖昧な時は、リプレイで駆動輪の片側だけが先に煙っぽくなっていないかを見ます。
片側だけなら内輪空転の可能性が上がり、両側なら「両輪で滑る」寄りになります。

③ギアを1段上げて試す(トルクの当たり方チェック)

同じコーナーで、ギアを1段上げて回転を落として踏んでみます。
これで空転が減るなら、セット以前にトルクが急に乗りすぎている可能性が高いです(LSDを締める前に、踏み方・ギア選択で改善しやすい)。

注意: ここでの目的は「正解を当てる」ではなく、LSDを触る価値があるかを見分けることです。
事前確認で改善が大きいなら、まず“走らせ方+姿勢づくり”を優先したほうが戻りが早いです。

最初の一手:どこから戻す?(順番)

内輪空転が濃厚でも、いきなりLSDを大きく動かすより「副作用が少ない順」で触る方が安全です。

  1. 踏み方・ギア:ステアを戻してから踏む/1段上のギアでトルクを丸める
  2. 姿勢:立ち上がりで前が軽すぎないか(前後のバランス)
  3. ロール配分:内輪が軽くならない方向へ(後述)
  4. 加速LSD:少しずつ上げて、空転だけを抑える

加速LSDの上げ方(やりすぎ注意)

内輪だけ空転している時、加速LSDは“内輪に逃げるトルク”を抑える方向に効きます。
ただし、締めすぎると押し出しタイヤ摩耗が増えやすいので、上げ方にコツがあります。

  • 最初は小さく:変化が出る最小幅でテストする(いきなり大きく動かさない)
  • 見るのは2点だけ:①内輪空転が減ったか ②押し出しが増えていないか
  • 押し出しが出たら:上げすぎのサイン。戻すか、先に足側で内輪荷重を作る
注意: 「空転が減った=正解」とは限りません。
立ち上がりで曲がらなくなったり、タイヤが早く落ちるなら、LSDで抑えすぎています。

足まわり側で効くポイント(ロール配分)

内輪空転は、差動だけでなく「内輪が軽くなる」ことでも起きます。
まずは内輪が地面に残る方向を意識します。

狙い 効きやすい方向 副作用
内輪が軽くなるのを抑える ロールを“片寄らせない”方向へ(極端な剛性差を作らない) やりすぎると反応が鈍くなる
踏んだ瞬間に荷重が抜ける 立ち上がりで跳ねないように、収まりを優先(伸び側が強すぎないか) 弱めすぎるとフワつく

足側で改善が大きい場合、LSDを強くしなくても空転が減ります。
逆に、足だけで追い込むと別のコーナーで破綻することもあるので、10分テストで確認しながら進めます。

10分テスト手順(1項目ずつ)

  1. 同じコースで2周、立ち上がりが分かりやすいコーナーを1つ決める
  2. 変更は1項目だけ(加速LSD or ロール配分に関わる1項目)
  3. 再び2周。「回転の上がり方」「前に出る感じ」「押し出し」を比較
  4. 良い方向なら同方向に少しだけ追う。悪化なら戻す
  5. 最後に“踏み方”と“ギア”で無理なく再現できるか確認
見るポイント(3つだけ):
①回転だけ上がっていないか(空転)
②アクセルを入れるほど外へ押していないか(押し出し)
③2周目でも同じ結果が出るか(再現性)

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